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【COBRA】コブラ・レジスタンス/PFC【合同瞑想】★3
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0103名無しヒーリング
垢版 |
2018/03/12(月) 11:47:21.59ID:VK0Pl/4L
P.K.ディックとグノーシス
https://togetter.com/li/347598

birdcagebird @birdcagebird 2012-04-12 14:50:46
私が精読の対象に選んだヴァリス三部作は、あくまで暫定的な読みでは、神学的/哲学的なパズルのような
ものです。様々な宗教思想、哲学の断片が、「整合的に」(←ここがポイント)組み合わさっているというのが、
私の見立てです。〈釈義〉で照らすとまた別の読め方をするのかもしれないですれども。

birdcagebird @birdcagebird 2012-04-19 09:29:24
ヴァリス三部作の原書の読書に一区切りついたので、和訳を読みはじめることにする。問いは、ディックの思想は
独我論であるのか? ディックの思考はどの程度までグノーシス主義的であるのか?

birdcagebird @birdcagebird 2012-07-28 04:56:15
@Leethoo_Tat 返信ありがとうございます。確かに『ヴァリス』はグノーシス文書が引用されるなど、グノーシス色
濃厚なのですが、シンクレティズムの小説だと思います。ディック自身は「キリスト教徒」という自己認識だった
らしく、単一の枠組みで解釈するとドツボにハマるという印象です。

denkinohituji @denki_hituji 2012-07-29 12:11:12
想像してみよう。創造に失敗した世界での神の子がデミウルゴスであり、成功した世界での神の子がキリストで
あると。そしてキリストは別の世界の自分の元へと派遣される。

レートー・タト @Leethoo_Tat 2012-07-29 12:22:48
@denki_hituji もともと潜在的要素としてそういうイメージがあったのかもしれませんが、ボゴミール派について
見てみると、彼らにそうしたイメージの精緻化と古代宇宙論への回帰をみることができるかもしれません。この場合
サタナエル(造物主)とミカエル(=イエス・キリスト)ですが。

denkinohituji @denki_hituji 2012-07-29 12:32:59
@Leethoo_Tatあぁ、そうでした!またディックが『ヴァリス』で展開した宇宙論では、二つの、双子の宇宙が存在し、
それがインマヌエルとサタナエルだとされていますね。

denkinohituji @denki_hituji 2012-07-29 13:01:20
@Leethoo_Tat彼の物語はどれもグノーシス性を帯びていますが、『ヴァリス』は意図的なその集大成ですね。彼は
事典でグノーシスの頁を見つけ、自分がこれまで何を書いてきたのかを知ったという内容 を書いています。

birdcagebird @birdcagebird 2012-07-30 20:59:04
@Leethoo_Tat カバラ色が強いのは『聖なる侵入』なのですが、シェキナーはキーワードです。翻って『ヴァリス』を
読むなら、ソフィア≒シェキナーはありえる解釈だと思います。私としてはソフィア≒VALIS(生ける情報)≒先在の
ロゴスという図式を立てたいのですが半ば挫折中です。
0104名無しヒーリング
垢版 |
2018/03/12(月) 11:52:21.79ID:VK0Pl/4L
上で出てくる  「デミウルゴス」 = グノーシスで言うところの 「ヤルダバオート」


デミウルゴス
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%9F%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%82%B9
デミウルゴス(デーミウールゴス、古希: Δημιουργ??、英: Demiurge)は、プラトンの『ティマイオス』に登場する世界の創造者である。

ギリシア語では「職人・工匠」というような意味である。プラトンは物質的世界の存在を説明するために、
神話的な説話を記した。この言葉と概念はグノーシス主義において援用され、物質世界を創造した者、
すなわち「造物主」を指すのにデミウルゴスの呼称を使用した。

神学的思想
『ティマイオス』に記されている神話は、イデア界のありようを模倣して、デミウルゴスがこの物質世界を
創造したというものであるが、この考え方は、ユダヤ教の思想家であるアレクサンドリアのフィロンや、
異端ともされたキリスト教思想家のオリゲネスに影響を与えた。『ティマイオス』に記されている比喩的な
寓話は、『旧約聖書』と調和性を持つのではないのかと彼らは考えた。

グノーシス主義
他方、グノーシス主義の創造神話においても、ウァレンティノスの系統(英語版)の世界起源論では、
デミウルゴスは「造物主」で、まさにイデア世界に相当するプレーローマのアイオーンを模倣して、この
世と人間を創造したことになる。
しかし、グノーシス主義の思想や世界観に明らかなように、この世と人間は、いかに考えても不完全な
存在にしか見えない。イデアの模造であるとしても、それが完全であるならば、この世も人間も完全に
近いか完全な存在であるはずである。しかるに、経験や現象が教えることは世界と人間の不完全さで
あり、「悪」の充満するこの世である。
そうであれば、デミウルゴスの創造が不完全なのであり、イデアの模造がかくも不完全で、悲惨で
崩壊するはかないものである根拠は、模倣者の能力の欠如と、愚かさにあるとしか云いようがない。

ヤルダバオート
グノーシス主義では、『旧約聖書』に登場するヤハウェと名乗っているデミウルゴスを、固有名で
「ヤルダバオート」と呼んでいた。『旧約聖書』において愚劣な行為を行い、悪しき行いや傲慢を
誇示しているのは、「偽の神」「下級神」たるヤルダバオートであるとした。
ヤルダバオートはデミウルゴスであり、また「第一のアルコーン」である。愚劣な下級神はアルコーンと
呼ばれるが、ヤルダバオート以外にも多数存在し、それはデミウルゴスが生み出した者で、地上の
支配者である。アルコーンはしかし、愚かで傲慢な下級の神であるが、人間にとっては恐るべき存在
でもある。
デミウルゴスや諸アルコーンが愚劣な「下級の神」というのは、あくまで完全なるアイオーンや
プレーローマ(英語版)の至高者に比較しての話である。人間の悲惨さの原因である「肉体」や
「心魂」はデミウルゴスの創造したものなれば、人間はこれらの部分ではアルコーンの支配下にある。
人間がデミウルゴスや諸アルコーンに優越するのは、ただその内部にある「霊」(cf. en:Pneumatic (Gnosticism))
においてのみである。そしてこの内なる「霊」こそは「救済」の根拠である。
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