大手出版社に勤める友人の編集者に聞いた話があります。
彼の友人で、零細出版社に勤めている編集者。
ここはいわゆるスピリチュアル系の本をたくさん出して売上を維持しているところだそうです。
「こんなの信じるバカがいるんだようねぇ〜」
飲みの場での会話とはいえ、私の友人の友人は、とても醒めた感じでそう言い放ったそうです。
私はマスコミに関しては、この辺がベースにあるのではと思っています。
つまり<売れるものを書く>という事です。もちろん彼らだって、本当は自分の志を元に、
書きたい内容のいい本を出したいと思っていると信じたいです。
しかし、所詮は営利企業。出版社であれ、新聞であれテレビであれ、売れてナンボの世界だという事です。
もちろん大手の場合それなりのセーブがかかるでしょう。
あまりにおかしな内容であれば、売れる以前に会社の存亡にかかりますから。
しかし中小零細はそんなことより自己生存優先です(笑)
しかし受け手への影響は甚大です。カルトや自己啓発セミナーなどにはまった人は、
そういうトンデモメディアを好んで集め読み始めます。
そういう本の作者も、気づいて書いている人(ビジネスと割り切って)
がほとんどだと聞きます。
ネット、リアルに関係なく書店も売れればいいわけですから、どんどん宣伝します。
ハマった人たちは、「こんな大きい書店でベスト10に入ってる!」
と言い、さらに依存を強化します。