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良いでしょう。では料理をするために、マインドフルネスの領域へと舵を切って行きましょう。

マインドフルネスとは、一言で言えば、この世界の存在に対して意識的であることです。

例えばこういう方法があります。寛いだ姿勢で、落ち着いて立ったり座ったり。
行動するのを止め、「今ここ」の瞬間に意識を集中します。

「今ここ」とは何か。それは外の世界から私たちの心の中へ、まさに今この瞬間に
流れ込んできている情報の全てです。

それは肉体の知覚作用を通して現れます。つまり、色、音、感触、匂い、味の
5つの
精神領域です。じっとして、行動を止め、順番にこれらの精神領域に意識を向けていきます。

姿勢や環境、集中している時間の長さなどに細かくこだわらなくとも良いです。
注意することはひとつだけ。それは、自分の心の内側に入っていかないということです。

意識の流れは外から内へ流れています。この外からの情報を掴もうとすると、どうしても
その流れに流されて、自分の心の内側、頭の中の空想や雑念の、迷いの海に入っていって
しまいやすいからです。こういう場合はリセットして、もう一度やり直します。

外からの情報だけを。順番に、慎重に、何周もしながら、確かめていきます。

一日何度でも良いですよ。空いた時間毎に、こまめに沢山するクセをつけると
良いでしょう。