>>162
自然界は、生物一匹一匹の生という視点で見ると
一見暴力的で混沌としています。

不意に奪われ、病気になり、略奪があり、命は運次第。
しかし大きな視点で生態系全体として見渡すと、
それらひとつひとつの出来事が、最終的には
厳密なバランスの取捨選択の過程であり、
調和と秩序は保たれています。

私たちは、これから更に何をどうすべきか、
という問題を考えるよりまず先に
全てはこうした調和への道を今既に進んでいるのだ、
ということに思い至るべきでしょう。

全ての物事に意味があります。
あらゆることに原因があり、それは必然なのです。
全ての悲惨は、同時にまた調和へと至る大事な道、
その悲惨が生まれた本当の意味に目を向け、
その意味を知るとき、私たちの魂の課題は達成されるのです。