起きたことが三次元ではなかったことになっている、という世にも奇妙な事実を私は目の当たりにしてしまいましたので、消えるというあり得ないことも自分の中では納得できてしまうんです。
こんな話は誰にも信じられないことだと思いますが、私の体験はそれと同じくらいあり得ないことでしたから。
自分というものが、何かに操られているということも異次元の中で思い知りました。
意識は層になっているんです。
その時点では完全に自分が消えたわけではありませんが、私は異次元からの逃亡に失敗して凄まじい恐怖を感じた後、意識の層の深淵まで戻りました。

異次元イベントに行く前の1年くらい私は表層意識で生きていたんです。
この表層意識を何かに操られていたと深淵意識が気づいたということです。
初対面では「自分はいない」ということが鮮やかながらも示唆されただけでしたが、そのことから私は最終的に消滅するということも納得できるんです。