日本と韓国はなぜ「集団主義」なのか、米中学者が導いた答えとは?―中国メディア

米バージニア大学や北京師範大学などの研究者が中国で行った調査で、稲作文化の中国南方に住む人は集団主義の傾向が強く、小麦文化の北方の人は個人主義の傾向が強いことが分かった。
小麦の生産は比較的簡単で、他の人と協力する必要が少ないが、米を作るには灌漑などでほかの人と協力することが必要となる。そのため、稲作文化の地域に住む人の方が集団主義になるというのが、
「稲作の理論」だ。
人が集団主義になるか、個人主義になるかという問題では、「現代化の仮説」という考え方もある。ある社会で現代化が進めば、人々は裕福になり、個人主義になるというものだ。
しかしアジアでも現代化が進んだ日本と韓国でなぜ、集団主義の傾向が強いのか? その答えを学者らは「稲作の理論」と結びつけた。日本、韓国ともに稲作の文化に属するため、集団主義の傾向が強いと指摘している。