若年期の人たちにとって若年期の世界は別に居心地が悪いわけじゃない。
逆に居心地ががいいとさえ感じるだろう。その競争や弱肉強食を楽しむから。
若年期の世界が居心地悪く感じるのは老年期の人たち。
精神レベルが離れすぎてるため、若年期の野蛮で愛のない波動の荒い世界に苦痛を感じる。
それはまるで高級霊が低級界に降りていく感覚に似てる。
だから無限期のブッダが地上界に降りたとき、この世は苦であるといい続けたんだ。
老年期の人たちは自分よりも波動の低い世界で生きることは苦でしかない。
そして老年期の人たちは外の世界に幸せを求めるのをやめ、自分の内面に幸せを見出そうとする。
内観や瞑想によって真我を探求し、神の愛や平和という絶対的な幸福を求めるようになる。
それに対して若年期などの若い魂は外の世界に幸せを求める。お金持ちになろうとしたり高い地位を得れば幸せだと考える。
でも老年期は知っている。いくら裕福になっても地位を得ても、けして幸福になることはないと。
なぜならこの世は相対的であり、一般的に言われる幸も不幸も実は同じで脆く儚い幻のようなものであると知っているから。