熟睡しているときには熟睡しているがある
そこには、わたしがない
わたしではないものが、わたしであると、想念が起こると、束縛がおこる
わたしは、これでもあれでもない
わたしとは、わたしという想いが正体なのだ

であるから、その熟睡が、わたしなのではなく、わたしは熟睡であるという想い

それだけが、わたしなのであり

想いがなくなれば、あるものがあるだけである

活動があるだけである

この活動の内に、わたしがないとき、その、ないものであるわたしが、滅することなどない

ないものが、なくなることはなく
形なきものが、あるとも、ないとも言えない