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何かを一大事だと認識して問題化し始めると、
本当にそれが確固たる大問題になっていく。
何であれ、注意を注いだものは成長拡大していくんだよ。
動機がどんなものであれ、飢餓が〜戦争が〜と騒いでいる人たちは
結果的にそれらの事象を成長拡大させるべくエネルギーを注いでいるわけだ。

サティアサイババについては賛否あるわけだが、
ある信奉者の一人がサイババにこんな質問をしたことがある。

「世界から貧困と戦争をなくすためには我々は何をするべきですか?」

それに対してサイババは大声で笑ってこう返したそうだ。

「あなたの質問は地震やハリケーンをなくすためには
 我々は何をしたらいいのですか? というのと同じです。
 人間には人間に任されている範疇の仕事があります。
 あなたはあなたのできることをやればいいのです。
 神様事は神様に任せておきなさい。」

グルジェフも「戦争は起こすものではなく、起きるものだ」
と語っている。

グルジェフ的には、人間にできる範疇のこと、とは、
刺激に対して機械的に反応していることにその都度気づき、
意識的であり続けること、というのがこの場合の答えということになるだろう。