大阪市議会閉会日 万博準備費など新年度当初予算可決・成立|NHK 関西のニュース
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20240327/2000083144.html

03月27日 20時19分

大阪市の定例市議会は27日、閉会日を迎え、来年の大阪・関西万博の準備費などが盛り込まれた一般会計の総額で2兆円余りとなる新年度・令和6年度の当初予算が可決・成立しました。

大阪市の定例市議会は閉会日の27日、本会議が開かれ、一般会計の総額で2兆167億円と過去最大となった新年度・令和6年度の当初予算が賛成多数で可決・成立しました。

当初予算には来年に開催が迫る大阪・関西万博の関連事業として、▼リング型の木造建築物、「大屋根」をはじめとした会場整備や大阪パビリオンの建設などに657億円、▼来場者のアクセスルートの整備をはじめ、開催に向けた環境整備などに151億円余りが盛り込まれています。
また、子育て・教育環境の充実に向けて▼認可保育施設を利用する2歳までの第2子の保育料をことし9月から無償化する取り組みにおよそ21億円、▼認可保育所の創設や保育士の確保など待機児童対策に203億円余りが計上されています。

さらに、防災対策として、▼能登半島地震をふまえ、避難所ともなる小学校の体育館などに空調機を整備するための調査費として4000万円が盛り込まれています。

このほか、27日の本会議では、▽万博にあわせて、路上喫煙の禁止エリアを市内全域に拡大するための条例改正案や、▽必要なときにいつでも本会議や委員会を開くことができる「通年議会」の導入に向けた条例案も可決されました。