自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、党京都府連会長を務める西田昌司参院議員は31日、安倍派(清和政策研究会)から過去に411万円の還流を受けていたと明らかにした。訂正が必要な過去3年分の234万円については政治資金収支報告書を訂正したという。

 西田氏はユーチューブでコメントを読み上げ、「秘書の独自の判断だが、監督不行き届きであったことを痛感している」としたうえで、「深い政治不信を抱かせる問題が発生したことを心からおわびする」と述べた。

 西田氏が所属する安倍派が過去の政治資金収支報告書の訂正を届け出たとの発表を受け、自らのホームページに西田氏自身と公設秘書の見解を記した文書と動画を公開した。

 西田氏の説明などによると、西田氏が代表を務める資金管理団体「一粒会」に対して、安倍派から過去に411万円の還流があった。還流された金は翌年以降の安倍派のパーティー券の購入費用に充てていたとして、西田氏は「一切の流用や裏金の蓄積はしていないことは間違いない」と話した。

 政治資金収支報告書に記載す…

朝日新聞
2024/2/1 13:14
https://www.asahi.com/sp/articles/ASS1077DGS10PLZB00P.html