自民党安倍派(清和政策研究会)の塩谷立座長は19日の安倍派総会で派閥解散を決めた後、記者会見に臨んだ。塩谷氏は派閥から所属議員に還流したパーティー券収入分を政治資金収支報告書に記載してこなかった理由を「事務局長から各事務所に『記載しなくていい』と伝えてきた」と説明。記者団から「脱税ではないか」と指摘され、塩谷氏は「脱税という意識はない」としたが、「税務申告は全くしていない」と明らかにした。【畠山嵩】

 主なやり取りは以下の通り。

 塩谷氏 まずは収支報告への多額な不記載により国民の皆さん、そして党員をはじめとした自由民主党関係者の皆さん方の信頼を裏切ってしまったことに対して心から深くおわび申し上げる次第でございます。

 また、誤った説明など長年にわたる事務的なミスリードにより、所属議員事務所の誤った処理をさせたことに対して、清和研幹部としておわびを申し上げます。あたかも違法な支出のために裏金作りをしていると報道されていることに対して、議員たちは心を痛めておりますが、決して不正な使い方をしたわけではないと信じておりますので、ぜひともその点をご理解をいただきたいと思っています。

 そして…

毎日新聞
2024/1/20 10:09
https://mainichi.jp/articles/20240120/k00/00m/010/038000c