1日に発生した能登半島地震で依然として被災地では救助作業が続く中、内閣府大臣政務官の神田潤一衆院議員(自民党)の緩すぎるSNS発信が物議を醸している。

◆奇跡的に残った『まれケーキ』のオブジェ【写真】

 青森2区選出の神田議員は自身のX(旧ツイッター)で連日、公務やプライベートの様子を発信している。1日午前は初詣や地元行事への出席、街頭演説と、元日から慌ただしい様子を発信していた。

 北陸で大地震が発生した後の2日午前1時前には、岸田文雄首相の投稿を引用し、「岸田総理もスピード感を持って矢継ぎ早の対応を指示しています。僕らの同期も、担当政務官を中心に動き始めています。僕らは皆、被災者の皆さんと共にあります」と投稿した。

 だが、2日午後には「今日は完全オフ。箱根駅伝をラジオで聴きながら10.8kmラン。二日前に降った雪を踏みしめながら」と、平和な日常の投稿に戻ったよう。その後も1件だけ地震の支援物資に関する投稿はあるが、それ以外は犬の散歩や朝のランニング、地元の新年会など、日常の投稿が続いている。

 これらの投稿にXでは「内閣府の政務官が、災害が起きた翌日に完全オフ?どーなってんの、この国は?」「政治家にも完全オフの日はそりゃあるでしょうし、休める日は休めばいいと思いますが、それを地震の翌日に投稿してどう思われるか、想像は働かなかったのでしょうかね」などの声が上がっている。

 神田議員は2021年10月の衆院選で初当選し、昨年9月には内閣府大臣政務官に就任。内閣府のサイトによると、担当は経済や金融で、防災の担当ではない。内閣府大臣政務官は定員3人で、コロナ禍が起きた当時の安倍内閣では、今井絵理子参院議員が務めていたことでも知られる。

日刊スポーツ
1/6(土) 11:11配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4e863926328409ee482be008038c143bd649c41