2025年に開催される「大阪・関西万博」の目玉とされる「空飛ぶクルマ」のテスト飛行が11日、大阪市内であった。しかし、車輪が付いていない車体に、SNSは「ただの小型ヘリ」「有人ドローン」と総ツッコミが起きている。

 経済産業省などが報道陣向けに公開した。西村康稔経産相は12日にX(旧ツイッター)で、テスト飛行したのは万博で運行予定の「空飛ぶクルマ」4社のうちドイツのボロコプター社のものだと説明。「2025年4月の万博開幕に向けて着実に進めていきます」とPRした。

 しかし、この機体を「クルマ」と表現することに、SNSでは疑問の声が噴出。「クルマなのにタイヤがないんやな。どうやって走るんや」「なんで素直に『小型ヘリ』とか『大型ドローン』と呼ばないのだろう?」「バック・トゥ・ザ・フューチャーのデロリアンみたいになってから、空飛ぶ車って言ってくれ」などとツッコミが殺到。

 「ヘリコプターに似ていると言ってはならない。クルマである」「これが『空飛ぶ車』なら、我が家にあるのは『走るヘリコプター』だな」「むかし中国で、権力者が鹿を『これは馬だ』と押し通した話が『馬鹿』の語源という説があります」「世界から物笑いの種では」とイジり倒されており、万博の目玉に早くも暗雲が漂い始めている。

中日スポーツ
12/13(水) 18:52配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd9bf1d86758d6fdc84b759c8259e8d3b9dd38a5