自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて立憲民主党が提出した岸田内閣に対する不信任決議案は、衆議院本会議で採決が行われ、自民・公明両党などの反対多数で否決されました。

内閣不信任決議案 反対多数で否決

立憲民主党は、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、13日、岸田内閣に対する不信任決議案を提出し、午後3時から衆議院本会議で審議されました。

立憲民主党の泉代表は趣旨弁明で「裏金疑惑は自民党の各派に拡大し、事実なら完全に違法で脱税になるのではないか。岸田内閣に正当性はなく、一刻も早く内閣総辞職を求める。それをしないなら衆議院を解散し、国民に信を問うてもらいたい」と訴えました。

これに対し、自民党の西銘・元復興大臣は「岸田内閣は困難なかじ取りが求められる中、国民の生命・財産を守り、わが国の平和を維持することに全身全霊で取り組んでいる。愚直な政治姿勢に不信任という言葉はまったく該当しない」と反論しました。

このあと記名投票による採決が行われ、決議案は自民・公明両党などの反対多数で否決されました。

野党側は、立憲民主党、日本維新の会、共産党、国民民主党、れいわ新選組などが賛成しました。

NHKニュース
2023年12月13日 16時59分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231213/k10014286571000.html