松野博一官房長官は6日の記者会見で、自身が所属する自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る問題について「現在、私は派閥を代表する立場にはないので、派閥の動きに関して説明する立場にない」と述べた。松野氏は2019年から約2年間、安倍派事務総長を務め、現在も同派の意思決定機関である常任幹事会のメンバー。

 松野氏はこれまで「政府の立場としては、お答えを差し控える」と繰り返し、公明党から「誰一人納得する回答になっていない」(佐藤茂樹国対委員長)と批判が出ている。松野氏は6日の会見で「ご指摘の発言は承知しているが、政治活動に関する事柄であり、政府の立場としてお答えを差し控えさせていただく」と述べるにとどめた。【古川宗】

毎日新聞
2023/12/6 12:17
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