東京都青梅市長選は12日投開票され、新顔の前市議、大勢待(おおせまち)利明氏(48)=国民民主党、都民ファーストの会推薦=が、3選をめざした現職の浜中啓一氏(71)=自民党、公明党推薦=との無所属同士の争いを制し、初当選を決めた。

 都内の市長選では、9月の立川市長選に続いて自民推薦候補が敗れる結果となった。

 また、同じ都西部の多摩地域では、立川市長選のほかに、2議席を争った10月の都議補選(立川市選挙区)でも自民候補が立憲民主党候補らに敗れて落選。青梅市長選とあわせて、自民は3連敗という結果となった。

 当日有権者数は11万596人、投票率は39・56%(前回36・51%)だった。

 12日午後10時半過ぎ、大勢待氏の勝利を告げる開票速報が地元ケーブルテレビから流れると、支援者ですし詰め状態の選挙事務所は「やったー」という興奮の声で沸き立った。駆け寄って抱き合ったり握手を求めたりする人で、テレビ前で腰掛けていた大勢待氏はもみくちゃになった。

 記者団に勝因を問われると…

朝日新聞
2023/11/13 7:00
https://www.asahi.com/sp/articles/ASRCF0584RCDOXIE03H.html