会場建設費が最大2350億円へと上振れする見通しの大阪・関西万博。大阪府と大阪市は追加の費用負担について認める方針を示しました。

先ほどまで大阪府庁で開かれていた会議では増額分についての詳細が説明され、吉村知事は「500億円の増額はやむを得ない」と述べました。

会場の建設費をめぐっては物価の上昇や人件費の高騰を背景に1850億円よりも500億円、上振れする見通しを示しています。建設費は国と経済界、そして大阪府・市がそれぞれ3分の1ずつ負担することになっています。

1日の会議で協会は、物価上昇分が、契約済みの工事で343億円、今後、執行予定の工事で184億円、合わせて527億円となります。工事内容の見直しによるコスト削減を進めても吸収できないことから会場建設費500億円の増加に理解を求めました。

これを吉村知事は「コストカットをしているが、500億円の増額はやむを得ない」と建設費の上振れを容認する考えを示しました。府と市は合わせて、およそ167億円の増額分についてそれぞれの議会で説明を行い理解を求めます。

テレビ大阪
11/1(水) 17:14配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c3181616a0c9e027ab8c350f92d84f86fe76a02