岸田文雄政権の内閣支持率が発足後最低の33%に下落した。2000年以降で30%台半ばになった歴代政権はその後支持率が続落し退陣するなど岐路を迎えてきた。首相自らが打ち出した所得税減税が下落の引き金となっており、政権運営は難局に差し掛かる可能性がある。

前月比で9ポイントという大幅な低下は自民党内に動揺をもたらした。党幹部の一人は「減税が実施されるのは来年で、長期に批判にさらされることになる。政権...

日本経済新聞
2023年10月29日 22:15
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA292CY0Z21C23A0000000/