自民・高市早苗氏が奈良県連会長を辞任 大臣留任で「維新と対峙しにくい」判断か - 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20230921-WTRTISPHL5P75JU2LMBHVHS6J4/

2023/9/21 11:40

 自民党の高市早苗衆院議員(奈良2区)が、同党奈良県連会長を辞任したことが21日、県連への取材で分かった。第2次岸田文雄再改造内閣で経済安全保障担当相に留任し、県連の会議などへの出席が難しくなっていることが理由。県内で勢力を伸ばす日本維新の会と対峙(たいじ)していく上で、身を引くことで県連内での意思決定などがスムーズにできると判断したとみられる。

県連によると、高市氏は16日に開かれた県連政務調査会の研修会で講師として出席した際に県連役員に辞意を伝え、同日付で受理された。会長職は高市氏の任期満了の来年10月まで、会長代行の堀井巌参院議員が代理で務める。

 県連を巡っては、今春の知事選で候補者を一本化できず、間隙を突く形で維新公認の山下真氏が初当選。高市氏は結果を受けて6月の県連総務会で県連会長の辞任を申し出たが、「県連の一本化に尽力してほしい」との声が上がり続投していた。