自民党の茂木敏充幹事長は4日のBS日テレの番組で、「異次元の少子化対策」の財源について、社会保険料の引き上げに言及した。茂木氏は「増税や国債(の発行)は、今考えていない。さまざまな保険料の拠出は検討しなければならない」と述べた。

 政府は3月末、少子化対策のたたき台を公表。児童手当の所得制限撤廃や出産費用の公的保険適用検討などを盛り込んだが、実現するための財源は明示していなかった。

 また、茂木氏は来年秋の自民党総裁選を見据えた方向性について問われると、「岸田文雄首相のもとでさまざまな政策を進めている。これがぐらつかないようにしっかりと支えていくことが幹事長としての仕事だ」と述べ、明言を避けた。【花澤葵】

毎日新聞
2023/4/4 22:32
https://mainichi.jp/articles/20230404/k00/00m/010/329000c