16日の日韓首脳会談で、日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAを安定的に運用していくことで合意したことを受けて、防衛省は、相次ぐ北朝鮮による弾道ミサイルの発射などを踏まえ、韓国側と適切に情報共有を図っていくとしています。

16日に行われた日韓首脳会談では、不正常な状態が続いている日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAについて、安定的に運用していくことで合意し、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は、会談後の記者会見で「完全正常化を宣言した」と述べました。

これについて、防衛省の青木健至報道官は17日の記者会見で「GSOMIAは、両国間の安全保障分野における協力と連携を強化し、地域の平和と安定に寄与するものであり歓迎する」と述べました。

そのうえで「北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返すなど、現下の安全保障環境を踏まえれば、協定が安定的に運用されることはますます重要だ。引き続き、韓国側と適切に情報共有を行っていきたい」と述べました。

NHKニュース
2023年3月17日 17時43分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230317/k10014011741000.html