臨時国会もようやく閉幕。今年の岸田政権の総括を聞こうと、自民党の“一言居士”こと石破茂元幹事長(65)を訪ねると、いつもの腕組み姿で待っていた。

「参院選の頃、内閣支持率は60%くらいありましたよね。ところが、安倍晋三元総理への銃撃事件でガラッと雰囲気が変わった。国葬や旧統一教会の問題、3閣僚の更迭という一つ一つが積み重なって、癒やし系の岸田さんに対する国民のふんわりした期待が急速に薄れてしまった。支持率が高かったのも、政策の中身より雰囲気的なものだったので、下がるのも速かった」

 露呈した“チーム岸田”の機能不全も「総理が実現させたい政策がはっきりしないせい」と手厳しい。

「岸田さんの周りには“総理を命に代えても支える”って人が少ないのかもしれない。ただそれも、何のために支えるかが問題で、突き詰めると岸田さんは“何がやりたいの?”ってことになる。提唱する“新しい資本主義”とは何なのか。核なき世界とアメリカの核の傘による拡大抑止をどう両立させようというのか。私はいまだによくわからない」

12/23(金) 5:57
デイリー新潮

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