自民党の中川貴元・総務政務官は27日の衆院総務委員会で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係について、2021年衆院選で「旧統一教会の関係者が、ボランティアとして選挙事務所に出入りされ、電話かけの支援をしていただいた」と説明した。中川氏は、自民党が9月に公表した旧統一教会との接点に関する点検で「選挙におけるボランティア支援」と「関連団体の会合に出席し、本人があいさつ」していたことが既に判明している。

 中川氏は「当時は認識をしていなかったが、社会的に問題が指摘されるような団体と接点をもったことを反省すべきだと深く認識している」と陳謝。「今後はこうした団体とは一切お付き合いをしないことを約束したい」と述べた。

 旧統一教会の関連団体が具体的な政策について賛同を求める「推薦確認書」への署名については、「求められたこともない」と否定した。【日下部元美】

毎日新聞
2022/10/27 11:55
https://mainichi.jp/articles/20221027/k00/00m/010/082000c