経済産業相がTSMC予定地視察 半導体の人材育成支援の考え
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20221016/5000017252.html

10月16日 14時48分

西村経済産業大臣は台湾の半導体大手TSMCが建設する新しい工場の予定地を視察し、地元で進められている半導体産業の人材育成について国としても支援する考えを改めて示しました。

西村経済産業大臣が16日、視察で訪れたのは、熊本県菊陽町にある半導体工場の建設予定地です。

この工場は、半導体の受託生産で世界最大手の台湾のTSMCが、ソニーグループやデンソーと共同で建設を進めているもので、再来年12月の出荷開始を目指しています。

経済安全保障上、半導体の重要性が増す中、経済産業省はこの工場の整備費用として最大で4760億円補助することを決めていて、西村大臣は担当者から工事の進捗について説明を受けていました。

これに先立ち、西村大臣は熊本県の蒲島知事らと会談し、地元の熊本大学に半導体の人材育成に向けた専門のコースを設けることなどが報告されました。

視察のあと西村大臣は記者団に対し「工場の建設は非常に速いスピードで進んでいるし、人材の育成や確保に向けた活動も動き始めている。九州全体の取り組みを国としても応援したい」と述べ、半導体産業の人材育成について国としても支援する考えを改めて示しました。