民主党政権の円高デフレ政策で1ドル70円台の頃、
首相だったかなの菅直人が、円は高すぎる、1ドル90円ぐらいが適当ではないか?と言ったら、
為替に介入するべきではない、言及することさえだめ、と非難ごうごうだったんだが。
円安になると、円安を何とかしろと主張する輩が多い。

テレビで見たけど、ホタテ貝の貝柱を輸出している東北地方の会社は、
2月頃に比べて、米国や 台湾への輸出が2倍に増えたいう。
農家の人は香港やシンガポールへのシャインマスカットの輸出が1.5倍に増えたと言っていた。
インターネットには、俺の会社は日本の商品を輸出販売しているが、売れに売れて、
手当たりしだいに売りまくっている、ボーナス300万円との書き込みもあった。

経済を動かす原動力は価格競争。
そして価格競争に個々の企業のコストダウン努力では対応できない大きな影響を
与えるのが為替レート。
韓国や中国など自国企業のシェアを拡大するために通貨安政策を採っている国の企業との
価格競争に負けていた日本企業の価格競争力が、この円安で強くなったと言うことだ。

円安で儲かるのは、製造業や農水産業などの生産や、製品の輸送、販売に従事する、
富を生み出す経済活動に従事している人々。

円安に文句を言っているのは、円安のメリットを受けられず物価高のデメリットだけを被る老人、
公務員、政治家、マスコミ人、学生、無職者など、富を生み出す経済活動に寄生している人々。

国全体の経済を発展させるためには、富を生み出す経済活動をしている人々を優遇しなければならない。