安倍元総理大臣の県民葬が執り行われるのを前に、山口県内では、県庁や県の出先機関に半旗が掲げられたほか、献花会場では、多くの人が列を作り、別れを惜しみました。

安倍元総理大臣の県民葬は、15日午後2時から、下関市の海峡メッセ下関をメイン会場に、執り行われます。
県民葬が始まるのを前に、県内ではメイン会場以外の7つの会場で、午前10時から献花の受け付けが行われ、このうち山口市の維新大晃アリーナには、開場前から多くの人が訪れ、列をつくりました。
そして、開場とともに遺影が掲げられた献花台の前まで足を運び、花を手向けた上で、静かに手を合わせて別れを惜しんでいました。

献花に訪れた高校生は「安倍元総理は若い人のことも考えて政治をしてくれたので、自分もそれに恥じぬよう立派な大人になりたい」と話していました。
50代の女性は「日本のために尽くしてくれたのにあんな亡くなり方をされて、いまだにショックです。献花すれば心の整理ができると思いましたが、まだ整理ができていません」と話していました。

また、県民葬にあわせて県内では、県庁や一部の県の出先機関、それにメイン会場にも半旗が掲げられました。
県教育委員会は、県立学校に対して半旗を掲揚するよう求めていますが、今回は土曜日ということで指示文書には「可能な範囲で行うように」という文言を付け加えています。 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/k/yamaguchi/20221015/4060015098.html