岸田文雄首相は22日(日本時間同)、国連総会出席のため滞在中の米ニューヨークで記者会見し、27日に予定される安倍晋三元首相の国葬に対する国民の理解が広がっていない現状について「今なお説明が不十分であるという意見、批判は真摯(しんし)に受け止めなければならない」と述べた。その上で、国葬での具体的な対応などについて「最後まで丁寧な説明を続けていきたい」と語った。

 安倍氏と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を調査すべきかについては「基本的にはご本人の心の中での判断に基づくものである以上、ご本人が亡くなられた今、その実態を把握することには限界があるのではないかと申し上げてきた」と指摘。「その考えは今も変わっていない」とした。

毎日新聞
2022/9/22 23:50
https://mainichi.jp/articles/20220922/k00/00m/010/401000c