国葬中止を求める意見書、東京・国立市議会も可決 元自民議員が賛成
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森治文、井上恵一朗 2022年9月16日 18時30分

 東京都国立市議会は16日の本会議で、安倍晋三元首相の国葬の中止を求める意見書を賛成多数で可決した。同様の意見書は6日以降、東京都小金井市や神奈川県葉山町、同県鎌倉市の各議会でも可決されている。

 国立市議会の意見書は、①国会審議を経ない決定プロセスは国会軽視②弔意の強要につながる――として、中止とともに、国公立学校への半旗掲揚の依頼など国民に哀悼の意を事実上強要しない配慮を求めた。意見書は来週にも、政府の関係先に郵送するという。

 同市議会は8月下旬、社民系や共産、立憲民主など5会派の議員10人が永見理夫市長らに公共施設や学校現場で半旗や黙禱(もくとう)などで市民に弔意を促さないよう申入書を提出している。16日は議長を除く20人が陳情や意見書の採決に臨み、社民系や共産会派などとともに、申し入れには加わらなかった1人会派の元自民議員が賛成した結果、自民、公明両会派などの反対を2票上回った。

 賛成した元自民市議は取材に…

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