相当な嫌われ方だ。森喜朗元首相の胸像を建てるために募金活動が行われていることが報じられた途端、ネット上で批判が噴出している。

高橋大輔との“無理チュー”写真で消えた橋本聖子の入閣(2014年)

 発端は朝日新聞デジタルが7日に配信した「森喜朗氏胸像建立で募金集め 政財界15人が発起人」という記事だ。東京五輪大会組織委員会の会長を務めた功績をたたえるため、胸像制作のための募金活動が行われていることを伝えた。記事によると、募金は1口5000円、今年5月からはじまり、9月末までに「森喜朗先生顕彰事業」という銀行口座に振り込む形になっている。発起人は、会長職を引き継いだ自民党の橋本聖子参院議員ら15人だ。

 記事が配信されると、ネット上では批判が殺到。
<安倍の国葬といい、森の胸像建立といい、この国はどの時代に戻っているのか、誰が言い出しっぺなのか。岸田にしろ、橋本にしろ、どうゆう考え方の人間なのか。全く理解できない。どうなってるこの国は><五輪疑惑の渦中にあるひとが銅像を建立だなんて、ちょっとおかしいと思う><ぜひ建てるべき。隣に高橋理事の銅像を建てれば、東京五輪をいつでも思い出せる。安倍元首相のマリオ像も立てて3体にすればいい。後世にいい戒めになる>

 森の胸像建立の計画は「週刊新潮」(8月25日号)が4ページにわたって詳細に報じていたが、朝日の記事は、森が五輪汚職で起訴されたAOKIホールディングス前会長側から「見舞金」として200万円を受け取っていたことが発覚した後だっただけに、より反発を招いたようだ。

 岸田首相の周辺は、国民の怒りが岸田政権に飛び火することを危惧しているという。

「国民の批判は『安倍国葬』と『森胸像』がセットになっている。森さんの胸像建立は、政府も自民党も無関係なのですが、やはり国民には自民党が支援しているように見えるのでしょう。実際、複数の自民党議員が発起人に名を連ねていますしね。すでに募金は5000万円に達し、胸像も作りはじめているという話も流れています。もし建立されたら、批判の矛先が岸田政権に向かう可能性はありますよ」(政界関係者)

 内閣支持率はドンドン下がっていく。

日刊ゲンダイ
9/10(土) 11:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/7daf08935dd00519184f012a3deee10b7aa796e9