旧統一教会との関係をめぐり、自民党は、所属する国会議員全体の半数近くにあたる179人が何らかの接点があったと明らかにしました。

調査方法は(先月26日に出された文書より)

先月26日に出された茂木幹事長名の文書では、8項目の報告を求めていて、旧統一教会主催や関連団体の会合に出席したことがあるかどうかや、旧統一教会や関連団体への会費の支出があるかどうか、それに選挙の際にボランティアによる支援や組織的な支援を受けたことがあるかどうかなどを尋ねていました。そして今月2日までに点検した結果を記載して提出するよう指示していました。

岸田首相「しがらみを捨て関係を断つ 党の基本方針に」

先月31日に開かれた自民党の役員会で、岸田総理大臣は、旧統一教会との関係について「国民の懸念や疑念は自民党に対する信任に直結するものであり、重く受け止めなければならない。所属国会議員は過去を真摯(しんし)に反省し、しがらみを捨て関係を断つことを党の基本方針として徹底する」と述べました。

これを受けて役員会では、党の方針として、今後旧統一教会や関連団体とは一切関係を持たないことや、社会的に問題が指摘されるほかの団体とも関係を持たないことを決定し、これらの方針を党の組織統治の基本方針である「ガバナンスコード」に明記して所属議員に徹底させることを決めました。

NHKニュース
2022年9月8日 17時12分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220908/k10013809081000.html