公明党議員がセクハラ行為をしたとの報道をめぐり、公明党は「事実なら党として議員辞職を求める」とする一方、山口代表らが被害を訴える女性に対し「口止めした」などとする記事については、事実無根として「断固抗議する」などとするコメントを出しました。

週刊文春と週刊新潮は、公明党の熊野正士参院議員が知人の女性に対しセクハラ行為をしたとする記事を掲載。

週刊文春は、公明党がセクハラ行為を隠蔽したとし北側副代表が女性に対し「黙っていて欲しい」と伝えたなどと報じました。また、週刊新潮は、山口代表が「一部を把握しながら『口止め』に走った」などと報じました。

公明党は熊野議員について「事実なら党として議員辞職を求める」とする一方、「セクハラの口止めや、隠蔽は全く事実無根」とするコメントを発表しました。

以下、全文です。

わが党の所属議員が、昨日来の週刊誌報道により、ご心配をおかけしていることについては、大変遺憾であり、党員・支持者をはじめ、国民の皆様に深くお詫びを申し上げます。

現在、熊野議員は入院中であり、報道された内容について本人に確認ができない状況でありますが、仮に事実であれば言語道断であり、公明党議員としてあるまじき行為です。

今後、報道された内容について本人に確認し、そのような事実があれば、党として速やかに議員辞職を求めてまいります。

週刊文春(2022.9.15号)の記事によれば、▼「公明党が隠蔽した参院議員『凌辱セクハラ』」との見出しと、▼「参院選を控えた今年4月、参院議員による支援者への卑猥なセクハラを把握した公明党。だが、北側副代表は被害女性にこう言ったという。『黙っていてほしい』。そして5月、山口代表も女性に電話で・・・」とリード文が書かれています。▼さらに、文章の中(33ページ)に「A子さんの証言によれば、山口氏、北側氏ら公明党中枢幹部は参院選への悪影響を恐れ、熊野氏を調査、処分することはなかった。結果、セクハラという国会議員の資質に関わる重大なスキャンダルを有権者に隠したまま、熊野氏を当選させた」とあります。

また週刊新潮(2022.9.15号)の記事によれば、▼「山口那津男代表がセクハラ口封じ」との見出しと、▼小見出しに「その一部を把握しながら山口那津男代表らは『口止め』に走り」との記載があります。

これらは全くの事実無根であり、且つ、公明党及び、山口代表、北側副代表の名誉を著しく傷つけるものであり、断固抗議します。今後、出版社に対して法的措置をとります。

週刊誌の報道にある熊野議員と当該女性とのLINEによるやりとりと、二人がやりとりをする関係にあったことは、山口那津男代表も北側一雄副代表も、この週刊誌報道ではじめて知りました。

同記事の中にある熊野議員と当該女性とのLINEのやりとりをはじめとするセクハラ行為について、山口代表、北側副代表が参院選前から知っていたかの様な記事内容は、全く事実に反するものであります。

当該女性はある公益社団法人の役員をしており、熊野議員はその法人の顧問でした。二人は、仕事上の連絡もとりあっておりました。

本年4月26日に、熊野議員から当該女性に深夜、電話した件について、北側副代表が熊野議員に確認したところ、飲酒をしていて発言内容は明確に覚えていなかったものの、深夜に電話したことは認めたため、北側副代表は熊野議員を厳しく叱責しました。

さらに、北側副代表は当該女性からも、熊野議員から深夜に電話を受けたと聞きましたが、その時の詳しい電話の内容までは聞かされていませんでした。

なお、4月26日の熊野議員と当該女性との電話の詳細な内容は週刊誌報道(週刊文春)ではじめて知りました。

また、北側副代表が当該女性に電話をし、山口代表に代わったのは、当該女性から山口代表と話したいと当初から申し出があったためです。

山口代表は、熊野議員が当該女性に深夜に電話をし、ご迷惑をかけたことに対しお詫び申し上げたところです。

山口代表は、当時、週刊誌報道にあるセクハラの件は全く聞いておりませんでした。

なお、記事にある「それが表に出ると議席が・・」との発言をした事実は全くありません。



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TBS NEWS DIG
9/8(木) 9:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed142cbb97fbdf52e08f7232621a8644bf34ffb2