12月25日の投開票が予定される宮崎県知事選は、前知事でタレントの東国原(ひがしこくばる)英夫氏(64)が17日に出馬表明の会見をすることになり、選挙戦となることが濃厚になった。東国原知事時代に副知事を務めた現職の河野俊嗣氏(57)はすでに4選へ向け立候補の準備を進めており、激しい戦いが予想される。

 都城市出身の東国原氏は、2007年1月の官製談合事件に伴う出直し知事選で初当選。1期を務め、11年1月に退任した。同年4月の都知事選に立候補して落選。12年12月の衆院選で日本維新の会から立候補して当選したが、13年12月に辞職した。

 東国原氏は今月7日、講演で訪れた宮崎市で報道陣に、「県内の有志の方たちから宮崎は元気がないよね、もう一度盛り上げてくれんねという要望をもらっている」などと話していた。

一方、河野氏は昨年11月に県議会で立候補の意向を表明。県内各地域の経済団体などから推薦状を受け取るなど、選挙準備を進めている。

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