10日行われる内閣改造で、岸田総理大臣は、経済安全保障担当大臣に自民党の高市早苗・政務調査会長を起用する意向を固めました。
高市氏は、衆議院奈良2区選出の当選9回で61歳。

自民党では無派閥で活動しています。

平成5年の衆議院選挙で無所属で初当選し、旧新進党などを経て、その後自民党に入党しました。

安倍元総理大臣と政治信条が近かったことで知られ、安倍政権当時、総務大臣や自民党の政務調査会長などを務めました。

去年の自民党総裁選挙では安倍氏の支援も受けて立候補し、岸田総理大臣らと争いました。

そして、岸田政権発足に伴って再び党の政務調査会長に起用されました。

岸田総理大臣としては、政務調査会長を務めてきた高市氏を重視する経済安全保障政策の担当大臣に起用してさらに推進するとともに、安倍氏に近かった高市氏を起用することで、挙党態勢をアピールするねらいもあるものとみられます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220809/k10013762511000.html