創価学会の池田大作名誉会長は25日、8月1日から開催される核拡散防止条約(NPT)再検討会議で「核兵器の先制不使用」の誓約などを求める緊急提案を取りまとめた。26日に発表する。

 池田名誉会長は「核兵器が再び使用されかねないリスクが、冷戦後で最も危険なレベルにまで高まっている」と懸念を示し、「『決して使用してはならない兵器』として明確に歯止めをかけることが焦眉の課題だ」と指摘した。

 その上で、核保有国による先制不使用の原則の確立と、その原則への全締約国による支持などをNPT再検討会議で最終文書に盛り込むよう呼び掛けている。
 創価学会では、1957年に2代目会長の戸田城聖氏が「原水爆禁止宣言」を発表。池田名誉会長も毎年1月に平和提言を公表しているが、今回のような緊急提案は異例という。

時事通信
2022年07月25日18時03分
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