多数派であることを背景として、
行政の府が議会を軽んじて、
なんでもかんでも閣議で決定して、
国会での審議討議を経ないで、
機械的に押しボタンによる裁決で
賛成多数により可決されました、
とやるスタイルを定着させた。
 つまり、議会制民主主義は死んでいる。
法案に対して討議をして説明を尽くして
それでも反対があれば、最後の手段として
は多数決で決めるという手順を踏まないで、
多数派なんだからそのトップが自分が決めたら
子分も右に倣えとやるから物事が決まる、というのは
独裁制といわれるものだ。物事を決めるのには
スピーディーで効率的だが、説明を尽くさなかったり
情報を改竄したりするから、主権者である国民の立場は
どこかに忘れ去れてており、民意の反映であるべき議会
制民主主義を軸にした国家ではない。まるで戦時体制。