参院選長野選挙区(改選1)に自民党公認で出馬した松山三四六氏(52)が落選した。公示日の6月22日には、芸能界で師匠と仰ぐ歌手松山千春(66)の応援を受け、ローカルタレントとしての知名度にかけたが、1期6年の間、県内77市町村をくまなく回って現場の声を聞いた立民現職の杉尾秀哉氏(64)に及ばなかった。

 選挙期間終盤になって週刊新潮が報じた金銭トラブル、週刊文春が報じた20代の女性問題と相次いでスキャンダルが明るみになった。事実関係は認めたが、「選挙に集中したい」として期間中の説明を拒んだ姿勢にも批判の声が上がっていた。8日の安倍晋三元首相の銃撃事件の直後には、事務所に「次はお前だ」との脅迫電話があり、警察にも届け出ていた。選挙戦最終日の9日には厳重な警護のもとで演説を再開したが、先行した現職杉尾氏に届かなかった。

日刊スポーツ
7/10(日) 20:24
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