ニュースには連日「物価高」の文字が躍り、食品メーカーの商品値上げのニュースもたびたび目にします。一つ一つの値段が上がっていることはなんとなくわかるものの、普段の買い物の金額がどのくらい増えているのかリアルに感じたくなり、5年前のレシート品目と同じものを買ってみることにしました。(withnews編集部・金澤ひかり)

ツイッターで募集「過去のレシート」
5月、記者はこんなつぶやきをしました。

《【募集】数年前のスーパーでの何気ない買い物のレシートとっておいてある方いらっしゃったらDMいただけないでしょうか?お願いします!!》

いま、「数年前」と同じ買い物をしてみたら、日々の生活にのしかかる重みが、より明白になるのではと思ったからです。

このつぶやきに反応してくれたのが、川崎市に住む34歳の男性。
家計簿アプリに残っていた、2016年~2017年のレシート7枚を提供してくれました。

レシート2枚分、6月にお買い物

季節で価格が変動する生鮮食品を考慮し、今回買い物をする6月に比較的近い時期のレシート2枚の商品について、買ってみることにしました。決行日は6月9日。

2枚のレシートは、いずれも2017年の5月の買い物を記録したものです。川崎市内の大手スーパーA(レシートA)と大手スーパーB(レシートB)での買い物で、今回は同市内のそれぞれの系列店で買い物をすることにしました。

野菜や酒などの飲料、豆腐などの冷蔵商品が、レシートAは12品目、レシートBは17品目。
正確な商品名がわからないものなどについては、まずは価格が近いものに置き換え、さらに容量がわかるものであれば、近い容量のものに置き換えるなどしました。

その結果、5年前の買い物との差額は、レシートAで630円、レシートBで195円になりました。

正直Aの630円増は衝撃的です。ただ、この増額分の大半は、ある一つの商品が押し上げた要素が強いです。

5年前のレシートと、(できる限り)同じものを買ってみた今回の結果について、レシートの比較画像や、総務省が24日に発表した、5月の消費者物価指数などを元に、ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎・経済調査部長に話をうかがいました。

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withnews
6/28(火) 7:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8c4fb43ebf25d6146f8ed2706d2253c8f2d2339