自民党の吉川赳 衆議院議員は、週刊誌で18歳の女性に飲酒をすすめたなどと報じられたことを受け、党に迷惑をかけたとして、10日夜に離党届を提出し受理されました。

自民党の吉川赳衆議院議員は9日、「週刊ポスト」の電子版で18歳の女性に飲酒をすすめたり、金銭を渡したりしたなどと報じられ、国会内で記者団に対し「記事を見てから対応する」などと述べました。

これについて自民党の茂木幹事長は10日夜にコメントを発表し、吉川氏が離党届を提出したことを明らかにしました。

そのうえで「岸田総理大臣から、党として事実関係を確認するよう指示を受け、確認中に吉川氏本人から『大変お騒がせし、党にも迷惑をかけたので離党したい』との申し出があった。受理する方向で手続きを進める」としています。

これを受けて自民党は、10日夜に持ち回りの党紀委員会を開き、吉川氏の離党届を受理することを決めました。

吉川氏は、衆議院東海ブロック選出で当選3回の40歳。

国会議員の秘書などを経て、平成24年の衆議院選挙に立候補して初当選し、これまでに党の青年局次長などを務めています。

党内では岸田派に所属し、去年の衆議院選挙では静岡5区に党の公認を受けて立候補しましたが、無所属で立候補し、その後自民党に入党した細野豪志氏らに敗れ、比例代表で復活当選していました。

NHKニュース
2022年6月10日 22時41分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220610/k10013666961000.html