国民民主党と日本維新の会が参院選の一部選挙区で選挙協力するとの方針をまとめた合意文書をめぐり、国民民主は、破棄する方向で調整する方針を決めた。国民民主はこれまで、合意文書の一部修正を求めていたが、維新が応じる構えを見せていないことから、こうした判断に傾いた。

 複数の国民民主幹部が28日、明らかにした。すでに玉木雄一郎代表ら党幹部による会合で方針を確認しており、近く玉木氏が正式に表明するという。

 両党は幹部間の協議で、夏の参院選の京都、静岡両選挙区(いずれも改選数2)で、それぞれが推す候補者を「相互推薦」することで合意した。ただ、合意文書に盛り込んだ「政権交代を実現」するとした点や、企業・団体献金の禁止などについて国民民主内で反発の声が出た。このため、一部修正を維新側に求めていた。

 一方の維新側は、当初から修…

朝日新聞
2022/4/28 14:30
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ4X4JH2Q4XUTFK00R.html