夏の参議院選挙の前哨戦となる参議院石川選挙区の補欠選挙は、自民党の前の議員で公明党が推薦した宮本周司氏(51)の3回目の当選が確実になりました。

参議院石川選挙区の補欠選挙の投票は、午後8時までに締め切られました。

NHKの事前の情勢取材や、24日投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査では、自民党の前の議員で公明党が推薦した宮本氏が、ほかの3人を大きく引き離して極めて優勢です。

また、23日までに期日前投票をした人を対象に行った調査でも、宮本氏が大きく上回っていて、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、宮本氏の3回目の当選が確実になりました。

宮本氏は石川県能美市出身の51歳。
平成25年の参議院選挙の比例代表で初当選し、経済産業政務官などを務めたあと2期目の途中で今回の選挙に立候補しました。

選挙戦で宮本氏は、国会議員としてのこれまでの経験をいかし、新型コロナで傷んだ地域経済の再生に取り組むことなどを訴えました。
また、岸田総理大臣をはじめ党幹部が相次いで応援に入るなど、党本部からの全面的な支援を受けました。

その結果、自民党や、推薦を受けた公明党の支持層だけでなく、いわゆる無党派層からも幅広く支持を集めました。

NHKニュース
2022年4月24日 20時00分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220424/k10013597021000.html