和歌山県が進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致で、県議会は20日、国への区域整備計画の申請を承認する議案を反対多数で否決した。大阪市の松井一郎市長は20日、「大阪はメガバンクが融資を約束してくれている。和歌山とはIRで目指すところも違い、(否決で)大きな影響はない」と語った。

 人工島・夢洲(ゆめしま)へのIR誘致を進める大阪府と大阪市では、府市両議会の承認を3月に得ており、28日の期限までに国へ整備計画を提出する予定だ。

 初期投資額は約1兆800億円。うち約5300億円は、事業者に選ばれたMGMリゾーツ・インターナショナル(米国)とオリックスが約40%ずつ出し合い、約20%を関西電力など20社が出資する。残る約5500億円は大手銀行などから借り入れる計画だ。【松本紫帆】

毎日新聞
4/20(水) 16:22
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