れいわ新選組の山本太郎代表=衆院比例代表東京ブロック=が任期1年に満たず衆院議員の辞職願を提出し、夏の参院選に出馬する意向を示したことについて、与野党からは15日、批判や疑問の声が相次いだ。

 自民党幹部は「東京の有権者をばかにしている」、立憲民主党の中堅議員は「とにかく目立ちたいだけだ」とそれぞれ批判した。日本維新の会の藤田文武幹事長は記者団に「任期がある議席を頂戴するというのは非常に重たいことだ」と述べた。

 公明党の石井啓一幹事長は記者団に「比例代表とはいえ有権者は名簿に載っている候補者を見て投票している」と指摘。国民民主党の榛葉賀津也幹事長は記者会見で「ルール的に瑕疵(かし)はないが、期待して投票した方もいると思う。制度の盲点を突いた感じがする」との見方を示した。
 共産党の田村智子政策委員長は会見で「事情が分からないのでコメントはできない」と語った。

時事通信
2022年04月15日20時32分
https://www.jiji.com/sp/article?k=2022041500866&;g=pol