自民党の佐藤勉前総務会長は、麻生副総裁と国会内で会談し、所属する麻生派の退会届を提出した。

退会者は4人にのぼり、麻生派は、党内第3派閥に転落する。

会談では、佐藤氏に同調した御法川信英国対委員長代理、丹羽秀樹衆院議員、阿部俊子衆院議員の退会届もあわせて提出された。

会談後、佐藤氏は記者団に対し、「4人とも思いを持って、一身上の都合で辞めると伝えた。麻生先生からは、世話になったという話があった」と説明したが、「佐藤氏が、麻生氏最側近の松本純元国家公安委員長の派閥復帰に反発し、物別れした」との見方が広がっている。

佐藤氏は今後、菅前首相を中心とした勢力の結成を進めるものとみられ、党内には、「4人辞めるのは大きい」など、波紋が広がっている。

FNN
2022年2月25日 金曜 午後2:47
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