岸田首相「ロシアの行為強く非難 国際社会と制裁含め調整」 | ウクライナ情勢 | NHKニュース
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2022年2月22日 12時09分

岸田総理大臣は、総理大臣官邸で記者団に対し「独立の承認など一連のロシアの行為は、ウクライナの主権、領土の一体性を侵害するもので、認めることはできず、強く非難する。今後、わが国としては、事態の展開について深刻な懸念を持って注視し、G7をはじめとする国際社会と連携し、制裁を含む対応を調整していく」と述べました。

また、ロシアがウクライナに侵攻した場合、どのような経済制裁を検討しているかと問われ「侵攻があった場合についても、事態をしっかり注視しながら、G7をはじめとする国際社会と連携しながら、制裁を含む強い対応について調整を行っていくことになる」と述べました。

林外相「国際法に違反」

林外務大臣は、記者会見で「ロシア側の行為は、ウクライナの主権と領土の一体性を侵害し、国際法に違反するもので、決して認められるものではなく非難する」と述べました。

そのうえで「事態の展開を深刻な懸念を持って注視していくとともに、G7=主要7か国をはじめとする国際社会と連携し、制裁を含む厳しい対応について、調整を行っていく」と述べました。

また、林大臣は、ロシアが「平和維持」を名目に軍をウクライナ東部に派遣した場合、軍事侵攻と受け止めるかどうかについては「仮定の質問に答えることは差し控えたい」と述べたうえで、国際社会と連携して対応していく考えを重ねて示しました。

松野官房長官 現地の邦人に「退避の呼びかけ継続」

松野官房長官は閣議のあとの記者会見で「ウクライナの主権や領土の一体性を侵害し、国際法に違反するもので、決して認められるものではなく、非難する。わが国として改めて事態の展開を深刻な懸念を持って注視していくとともに、G7をはじめとする国際社会と連携し、制裁を含む厳しい対応について、調整を行っていく」と述べました。

また、現地に滞在する日本人の保護について「現時点までに邦人の生命や身体に被害が及んでいるという情報には接していない。引き続き退避の呼びかけを継続するとともに、あらゆる事態に適切に対応できるよう、近隣国でチャーター機の手配を済ませるなど、さまざまな準備を行っている」と述べました。