新型コロナの感染について大阪市は今月9日の時点で市内の95の高齢者施設で1000人以上の感染が確認されたことを明らかにしました。
一方で保健所のひっ迫で疫学調査が追いついておらず、クラスターの実態が把握できない事態となっています。

これについて、大阪市の松井市長は記者団に対し、今月9日のまとめで、市内95の高齢者施設で1096人の感染が確認されていたことを明らかにしました。
一方で、保健所がひっ迫して疫学調査が追いついておらず、どの程度の施設で集団感染=クラスターが起きているのか把握できていないということです。
また、入院調整のため施設側が保健所に電話してもつながりにくい状況が起きているのではないかと記者団が質問したのに対し、松井市長は「福祉部門が間に入るなどして連絡がつかないという状況はない。入院調整は大阪府と往診チームを編成してまずは施設で治療をする」と述べました。
さらに、今月末行われる予定の大阪マラソンについて「2万人の市民ランナーが参加するというのは少し厳しい。今回は市民ランナーについては参加は控えていただくことになります」と述べ、アスリートのランナーだけで大会を行う方針で協議していることを明らかにしました。

NHKニュース
02月15日 17時26分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220215/2000057800.html