新型コロナウイルス感染者の死亡は15日、新たに236人が確認された。200人台は2021年5月18日(228人)以来で過去最多。新規感染者は全国で約8万4千人にのぼり、累計の感染者は400万人を超えた。厚生労働省によると、重症者は前日から10人増えて1403人となっている。

新たな死者は7日以降、9日連続で100人を上回った。15日の死亡を都道府県別にみると、東京が16人、大阪が42人、愛知が28人、兵庫が20人などとなっている。全国の累計は14日時点で約2万500人。変異ウイルス「オミクロン型」流行による感染者の急増に伴い、高齢者の死亡が目立つようになっている。

15日の新規感染者は都内で1万5525人、大阪で1万2597人が確認された。愛知の6662人、岐阜の1234人、栃木の1107人などは過去最多だった。

都内の新規感染者を年代別にみると、40代が2741人と最も多く、30代が2635人、10歳未満が2439人で続いた。65歳以上の高齢者は1462人だった。ワクチンの接種状況別では2回接種済みが7349人、接種なしは4005人となっている。

日本経済新聞
2022年2月15日 19:45
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC156EC0V10C22A2000000/