前川喜平氏からわかる、日本の教育がダメな理由【白川司】 - Daily WiLL Online(デイリー ウィルオンライン):
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公開日:2022年2月3日更新日:2022年2月4日

昨年の衆議院議員選挙で落選した辻元清美・立憲民主党前副代表が夏の参院選に比例代表で立候補することを表明した。それを「熱烈」と言っていいほど応援しているのが元文科省事務次官の前川喜平氏だ。この件に限らず、前川氏の行動や思想にはかなりの偏りが見られる。一私人であれば確かに問題はないかもしれないが、このような人物が「中立」を求められる官僚、しかも教育行政のトップにまで上り詰めていたという事実がまさに日本の教育の最大の問題点であろう――。

目次
辻元清美氏を全面支援
座右の銘が「面従腹背」というトンチンカン
文科省を「反安倍」に利用
共産党への強いシンパシー

辻元清美氏を全面支援
《こんな良い政治家をなぜ選挙で落とすのか。敢えて言う。有権者がアホなんや。》

 文科省のトップだった前川喜平氏が、1月31日に投稿したツイートだ。前川氏は「前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民)」という名義で、かなりの頻度でツイートしている。
https://twitter.com/brahmslover/status/1488077785482825730

このツイートにはYouTubeへのリンクが貼られている。リンク先は「清美チャンネル」という辻元清美氏のチャンネルで、「1月31日11: 30辻元清美報告会」というタイトルがついており、辻元氏が今後の政治活動を報告した動画だ。

 立憲民主党の辻元清美氏はこの報告会で今年おこなわれる参議院議員選挙への立候補を明言した。

 これまで無敵の強さを誇った辻元氏も、大阪における維新旋風に巻き込まれて、昨年の衆議院議員選挙では大阪10区で落選、比例でもはじかれてしまった。前川氏にはそれが残念でならないのだろう。

「アホなんや」は前川氏が奈良県出身だからというのもあるだろうが、辻元氏の口調を真似したかったというのもあるのかもしれない。だとしたら、前川氏にとって辻元氏がよほど心情的に近い政治家であることがうかがえる。

座右の銘が「面従腹背」というトンチンカン

前川氏が2017年に天下り斡旋(あっせん)の違法行為による停職相当の懲戒処分を受けて文部科学省を退職したこと、そして事務次官のときにいわゆる「出会い系バー」に頻繁に通っていたことは多くの人が知るところだろう。

 文科省事務次官という国家教育部門トップの地位にありながら、出会い系バーに通っていたことは、社会的信用を落とすのには十分な材料だろう。だが、数多くのマスコミが、前川氏が「反安倍である」という事実だけでかばい続けた。

 いわば、リベラルの節操のなさと人材不足を体現したような人物に思える。

 その前川氏が辻元氏を全面支援するのはわかるのだが、辻元氏が落選したことを「有権者がアホなんや」と国民側を批判したことに、私は言い知れない不安を感じた。というのは、本来官僚は国民の負託を受けて仕事を全うすべきなのに、特定の政党の特定の政治家を絶対視して、国民をバカにしているからだ。確かに前川氏は現在は一民間人であるが、一連の発信から察すると、文科省時代は政治的に中立であったとは到底思えない。

 このような人物が文科省トップであったということは、文科省自体が特定政党の支持に固まっている、あるいは特定政党の支持者が出世しやすいという可能性があるということになる。

 ところで、前川氏は、自分の座右の銘は「面従腹背」だとテレビで言い放ったことがある。

 面従腹背とは、「表向きは服従するように見せかけて、実は内心では従わないこと」。国民が最も信頼した与党に従うように見せて、裏では反発しているというわけで、つまりは一貫して国民を裏切ろう(あるいは裏切りたい)と思っているということにほかならない。

 やがて、これが冗談ではなかったことがわかる。前川氏は毎日新聞から『面従腹背』という本を出版するのである。

 前川氏は有権者の多数派である与党に内心ずっと反発しつづけて、国民の負託を裏切りつづけた官僚だったと見ていいのではないだろうか。

文科省を「反安倍」に利用
 
(略)

※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)