専守防衛というのは、終戦直後の、まだどの国もミサイルなど保有していなかった
時代の話なんだよ。
敵が飛行機や軍艦で自国の領海、領空内に侵入してきたときには撃墜、撃沈できる。
防衛といっても相手の飛行機や軍艦を攻撃できるから安全が保障されるんだよ。
飛行機や軍艦から発射される砲弾を打ち落としても良いが飛行機や軍艦そのものを
攻撃してはいけないなどということになったら、絶対に防衛は成功しない。
ミサイル全盛の時代に「敵基地を攻撃してはいけない。自国内に飛んできたミサイル
だけを撃墜しろ」などと言っていたら、どんなに優秀な防衛能力があっても
必ず国内に大きな被害を受けることは避けられない。
70年前の「専守防衛」と、現在における「専守防衛」では、まったく意味が違う。