政府は28日、宇宙開発戦略本部(本部長・岸田文雄首相)の会合を開き、出席した岸田首相が2020年代後半に日本人飛行士の月面着陸を目指すことを改めて表明した。政府は既にこの方針を盛り込んだ宇宙基本計画の工程表をまとめており、会合で正式に改定。
 米国は、日本を含めた各国の協力を得て月周回基地を建設する計画を進めており、25年以降に飛行士を月面着陸させる計画だ。月探査はその後も持続的に行われる予定で、日本は米国に次ぐ2カ国目の着陸を目指す。
 JAXAは今月、13年ぶりとなる飛行士の募集を開始。新たに選抜される若干名の飛行士は、この月探査に参加する可能性が高い。

東京新聞
2021年12月28日 11時34分 (共同通信)
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